2024/02/06 12:00

立春を迎え、暦の上では春となりました。立春を迎え、暦の上では春となりました。

自然界では「陽」の気が少しずつ多くなり、冬眠していた万物は活動を開始し、新しい芽が出て命が生まれる季節ですね。



陰陽五行思想に則ると、この時期に対応するのは「肝」

関連する臓器は肝臓・胆嚢系です。




「肝」は血を貯蔵し、気を巡らせるため

ストレスの影響を受けやすく、血液の集まる「目」の周辺に不調が現れやすくなると言われています。


色は緑で、味は酸味、感情は怒り。



【食養生】


とくに、立春~雨水 ( 2月4日~19日頃 ) にかけて必要なのは胆嚢への刺激と言われています。

冬の間に溜め込んだ脂肪の、乳化 ( 溶かして排出しやすくする ) を行う胆汁を出してくれるのは「苦い食材」と 「小さな丸いもの」。



蕗の薹(ふきのとう)、タラの芽などの春の野草、

芽キャベツ、こごみ、菜の花類 ( 蕾ごと ) 、ブロッコリー、春のキノコ、古生姜、平飼い卵、ほうれん草、ナツメ

金柑、檸檬など(「酸」味は、冷えが強い方は控えるのがベター)


もちろん調理する際は、新鮮な良質な油と天然のお塩や味噌で◎


さらには、梅干し、小豆もいいですし、

引き続き白くてからい野菜(大根・玉ねぎ・生姜・ネギなど)もたくさん摂りたいですね。


この頃に自然な苦味を摂らないと、ビールやチョコレートや抹茶などに走りがちになってしまう恐れも。


また、肝の働きが正常ではないと、自律神経系のトラブルが起こりやすくなりますので要注意。

春の不調を防ぐ為にも、しっかりと食事で苦味を摂っておきたいですね。


【生活習慣】

・なるべく決まった時間帯に寝起きする

・目を使い過ぎない

・軽い運動をする

・ストレスを溜めない

・アロマなど心地よい香りでリラックスして、肝の高ぶりを鎮める

・そして何より、「黄土漢方蒸し」


【黄土漢方蒸しは何がいい?】

・暑過ぎない温度と漢方の香りでリラックス

・じんわり身体の芯から温まる

・停滞した「気」と「血」循環させる

・自律神経のバランスを整える

・「肝」の働きをサポートする

・アレルギー症状の緩和


など、春の不調を整える作用がたくさん。


みなさまが健やかに快適に日々暮らしていけるサポートができれば幸いです。



漢方蒸しはなかなか来られない・・・という方は

同じクオリティーの無農薬天然漢方薬草の薬湯にじっくりと浸かってみてください。