2024/02/18 12:00

シンプルなのに想像を超えるパワー。最強の飲みものと謳われる「白湯」の【正しい】作り方についてお話します。

さて、みなさん白湯ってどうやって作ってますか?
まさか沸騰したお湯を水で割って〜とか、ウォーターサーバーで水とお湯を割ってとかしてないですよね?
それは白湯ではなく、ただの温かい水です。

何より最もひどいのは電子レンジで水をチンしてのんでいるというもの。
これならまだ常温のお水飲んでる方がましです。

では、そもそも白湯とはなんですかというところからスタート。

白湯の定義

世界最古の伝統医学アーユルヴェーダでは、白湯は「火・風・水の3要素を含むバランスの取れた飲みもの」のこと。
人間はみな「ドーシャ」と呼ばれる【ピッタ/火】【ヴァータ/風】【カパ/水】の三つの要素から構成された生命エネルギーを持っています。

これらすべてのバランスが取れている状態こそが理想ですが、人によって体質が違うため、カパが強めなどバランスは人それぞれ。
しかし白湯はどんな体質の人にもぴったり合い、足りない要素を補ってくれる飲みものだといわれています。

もともと水である白湯は、【カパ/水】の質をもち、それを熱することで【ピッタ/火】質が加わり、
さらに沸騰した際に湯の中に気泡ができ【ヴァータ/風】質が生まれることで、全てが調和します。
 
電気は自然界にないものなので、電子レンジで沸かした白湯がいかにナンセンスであることかはご理解いただけたでしょうか。
ナンセンスどころか、電磁波により水の性質・栄養素までも変えてしまうので健康面を考えてもおすすめできません。
(電子レンジの危険性についてはまた別の記事で書きますね。)

正しい白湯の作り方

アーユルヴェーダ式、正しい白湯の作り方は次の通り。

1. 鍋・やかんにきれいな水(水道水NG)を注ぎ、フタはせずに火にかける
2. コンロの火にかけて、沸騰させる
(できればガス火ではなく焚き火が理想だけど都会ではそんなこと言っていられないので、コンロでOK。しかし、IHは電気なので意味ない。家がIHの方はカセットコンロ常備おすすめです)
3. 10〜15分ほどポコポコと気泡が出る程度に沸騰させつづける
4. 50〜60度前後の飲みやすい温度に冷ましてから、ゆっくりと少しづつ飲む

白湯の効果

白湯は、飲むタイミングによってからだへの作用が変わります。

①目覚めてすぐ
寝起きのからだは一日のうちで最も冷えて最も水分を欲している。
白湯を飲むことによって消化管を刺激し、活動のスイッチをオンに。

②食前(30分前まで)
胃腸が消化の準備を始めるきっかけに。食事中や食後は胃の消化液を薄めてしまうので、逆にNG。

③就寝前
ほっとリラックス。血流をよくして副交感神経を優位に。瞑想にも効果的。

再沸騰は何が何でもNG

白湯が冷めてしまったからと言って、再沸騰だけは決してしてはいけないので要注意です。

アーユルヴェーダでは、再沸騰させた水は「ターパタ」と呼ばれ、身体に害を及ぼすと位置付けられています。

逆に再沸騰したお水を飲むことで以下のような不調を引き起こす可能性も示唆されています。

・肌荒れ
・冷え、むくみ
・疲労
・消化不良
・頭痛

きれいな水で作ったシンプルな白湯は、ゆっくりと飲んでいると、喉を通り、胃に落ちてエネルギーが広がっていく感覚があります。
そこから身体の声に耳を傾けていると「今日一日をどのように過ごすか、何を食べて、何をしたいか」ということが自然とわかってきます。

白湯を飲むことは一種の瞑想だとも思っているので、健康面はもちろんですが、マインドフルネス的にもおすすめですよ。

そう言えば、瞑想に特化した和精油の天然アロマルームスプレーを近日発売予定です。
アーユルヴェーダの三つの体質からご自身の体質に合うものを選んでもらえるようにする予定。

楽しみにアップデートをお待ちくださいね。
いつも読んでいただきありがとうございます。

Have a wonderful day!