2024/07/04 16:41

BPAとは、さまざまなプラスチックの合成に使われる有機化合物のこと。

欧米では2000年代半ば頃にBPAの体への悪い影響の研究結果が発表されてから、一部乳幼児向けの製品にBPAの使用を禁止したり、パッケージに「BPAフリー」というラベル付きのプラスチック食器や水筒・哺乳瓶が店頭に並び始めました。

BPAは、その他DVD、飲料水の缶や缶詰の内側のコーティング、歯の詰め物、レシートなどの感熱紙にも使われています。


【 BPAの体への影響 】

・内分泌系疾患
・免疫系疾患
・精子の減少
・思春期に現れる体の変化早い時期に来てしまう
・乳癌
・前立腺癌
・脳・行動への影響


これらの可能性が懸念されます。


BPAの影響は、生体に不自然なホルモン作用をおこしたり、逆にホルモン作用を阻害するホルモンかく乱作用である「環境ホルモン」の一種です。


研究では約90%の人が体内にBPAを保有していると言われ、BPAを完全に避けることは不可能に近いとも言われています。


主にプラスチックコーティングやプラスチック製に容器に飲食物が触れることにより、BPAが溶け出します。

また、母乳にもBPAが混入するため、母親のBPAが赤ちゃんに移行する経路もあります。


・プラスチック容器の劣化
・加熱
・冷凍
・飲食物が油性や酸性

のケースでより溶け出すようです。


【 今すぐできるBPA対策 】


1. プラスチック製の食器・コップ・タッパー・水筒・哺乳瓶などを避ける

ガラスやステンレス製のものを使用!

わたしはジップロックコンテナではなく、野田琺瑯のタッパー容器を使用しています。

そのままガス火にかけて再加熱もできて、電子レンジいらず。

また、電気ポットや電気コーヒーメーカーにもBPAが使われている場合があります。


2. 缶詰やコンビニ弁当・外食を避ける

自炊をした方が、BPAも避けられます。

添加物やGMOなど食の安全面でも健康的ですし、そもそもコンビニには食べ物は売ってません。


3. ラップでチンはやめる

電子レンジでサランラップを加熱することで、BPAが溶け出します。また、プラスチック製に容器に入った食べ物は、耐熱ガラスや陶器の容器に移してから電子レンジで加熱する。もしくは蒸し器を使えば電子レンジ要らずです。


4. レシートを触ったら手洗い

なんと、レシートのBPA含有量は高いそう。

レシートを手で触っただけで、皮膚からBPAが染み込むリスクも


5. 虫歯に気をつける

歯医者で虫歯を削った際に詰める歯と同じ色の詰め物や、溝を埋めるシーラント材にBPAが含まれていると言われています。

万が一、虫歯になった場合はジルコニア一択です。

この理由についてはまた別のブログで紹介します。


以上。


いかがでしたか?

まずは身近なプラスチック製品から、減らしていってみませんか?

少しの意識で、環境にも健康にも良い行いができるなんて魅力的だと思います。


いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

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