2024/08/26 18:13
みなさんは「菌」と聞くとどんなイメージがありますか?
最近では、菌=汚い、病原菌などの間違った認識がはびこり、常に除菌や抗菌を意識している方も多いのではないでしょうか?
実は、菌こそ健康と綺麗の味方であるということ。
わたしたちは菌に守られ助けられ、たくさんの恩恵を受けてることをこの記事で再確認できれば幸いです。
【 菌は多様性が大切 】
わたしたちは全身微生物だらけです。
腸だけでなく、肌や口腔内、目、膣‥あらゆるところに細菌も真菌もウィルスも存在しています。
さまざまな種類の菌がお互いに助け合いながら、共存して生きているそのバランスが肝心なのです。
とくに腸内には多種多様な菌が生息しており、それらの菌の割合が、腸内環境そして心身の健康を左右しています。
菌の種類が少ないと、腸内に入ってきたものの良し悪しが判断しづらくなり、
「不明なもの」と判定されれば
・放置→腐敗
・吸収せずに排出
・悪い菌のエサになる
いずれかの方法を取ります。
このような状態が長引けば、腐敗に傾きやすく便秘がちになり血液も汚れ始めます。
血液が汚れると毛細血管が休眠状態になり、冷えを悪化させ、それらがあらゆる病に派生することに。
逆に菌の種類が多ければ、判断や栄養吸収もしやすくスムーズだというわけです。
全てが必要な菌ですから、バランスは大切。
【 菌のバランスを崩壊 】
コロナが始まったあたりから続く、除菌ブーム。
しかし過度な除菌により、かえって免疫を弱くする原因にもなりかねません。
下記の使用は、命にかかわる危険がない限り使用しないのがベスト。
・合成洗剤(食器用・掃除/洗濯用洗剤・シャンプー・石鹸など)
・殺菌剤(農薬など)
・除菌/抗菌スプレー
・抗生物質(薬、家畜肉、養殖魚など)
菌のバランスを壊すのは一瞬ですが、増やすのは本当に大変で長い道のりです。
お風呂で毎日全身をごしごし洗っていませんか?
石鹸で洗うと80%、
お湯洗いでも50〜60%ほど肌の常在菌がいなくなると言われています。
みなさんが気にする、皮脂や汗は通常、水でも落ちますのでお湯であれば十分に落ちます。
古い角質なども湯船に浸かるのであれば浮かせて流れるので、石鹸・ボディーソープなどは必要ありません。
石鹸などに含まれる界面活性剤などで、肌が乾燥し、肌荒れの原因にもなります。
とくに背中ニキビなどに悩む方こそ、お湯だけでからだを洗うようにしてみてくださいね。
多様性があり良い菌をたくさん持っている方が
腸内も皮膚も口腔内も、綺麗への近道なのです。
菌や腸について話ていたら、いつも文字数が足りませんね。
サロンではみなさまのお悩み別に必要な情報をお伝えし、衣食住のアドバイスから悩みの根本を解決できればと、わたしたちも日々勉強中です。
自分自身も健康により豊かに、そしてみなさまと菌のように多種多様に共存できれば幸いです。
↓ お風呂に漢方薬草を入れ薬湯にすると、お肌のうるおいを保ち、デリケートゾーンや脇なども漢方の力で消臭してくれボディーソープいらずです。