2024/02/17 12:00
さて、前回の記事で花粉症の改善に食事・生活習慣の改善と合成洗剤や柔軟剤の使用を止める必要はわかった。
では、食事はどうすればいいの?
ということで今回は、食事編です。
まず大前提として、ほとんどのアレルギー体質の人は「低体温」だと言われています。
(アレルギー体質には、アトピー・鼻炎・花粉症・気管支炎・喘息・蕁麻疹・食物アレルギーなど含む)
また、がんやうつもすべての共通項は「低体温」なんです。
参考:『「がん」も「うつ」も体温が低い 低体温と病気の思いもよらない関係』川嶋朗 著
そのため、身体を冷やすような食べ物は極力避けておくことがベターです。
花粉症を悪化させる食品
①冷たいもの
(アイスクリーム、ジュースなど)
当然身体を冷やすのでNG
体を冷やす食材を常食していると、花粉症の諸症状は緩和しづらくなるだけでなくあらゆる不調に繋がります。
お水も常温ならオッケーと思っているみなさん、常温でも内臓にとっては冷水です。温かい飲み物かお白湯にしてください。
②生もの
(刺身、生肉、生野菜、果物類)
みなさんがよかれと思っているサラダのような野菜(レタス・きゅうり・トマト)は、基本的に身体を冷やしてしまうのでNG
果物も身体を冷やすものがほとんどです。朝食やおやつにバナナみたいなのは避けたいですね。
おやつは蒸した芋でも食べてください。
③白砂糖・甘いもの
(チョコレート、ケーキ、菓子パン、甘いコーヒー飲料など)
精製された砂糖は身体を冷やします。
乳脂肪+甘味の食べ物・飲み物は最悪の組み合わせ。肝臓にも負担をかけます。
花粉症の改善には「肝」の働きが最もキーだと言われています。
④アルコール
体内の解毒作用において重要な働きをしているのが「肝臓」。アルコールは肝臓の働きに負担をかけるのでNG
また、体内の必要な栄養素を欠乏させ、身体も冷やすのでいいことありません。飲まなくてオッケーです。
⑤カフェイン
(コーヒー・紅茶・チョコレートなど)
身体を冷やし血流を悪くします。腸内に炎症を起こす可能性。
コーヒーたったの一杯で、腸内の善玉菌を最大75%を破壊するそうです。
「as even one cup of caffeinated coffee destroys 75% of your good bacteria」
⑥小麦粉
腸内環境に最悪です。消化に悪く、小腸を傷つけ不調の元になる炎症を引き起こす。
また小麦は、農薬・除草剤をたくさん使った栽培法で育てられていることが大半なので身体にも良くない。
⑦人工甘味料・加工食品・添加物
言わずもがな不自然な身体に悪いものたちですが、このような毒素は肝臓が休む暇なく疲弊するので負担をかけます。
⑧乳製品
牛乳など脂肪の主体となる飽和脂肪酸が血液の粘度を上げ、血液循環を悪くする可能性。
また抗生物質やホルモン剤が投与された牛の乳製品を摂取することで、腸内の善玉菌が破壊され腸内バランスが崩れるリスクも。
⑨たんぱく質
とくに動物性たんぱく質は体内に炎症起こす可能性大。
免疫機構の異物への反応が敏感になり、アレルギー症状を引き起こしやすくなるため注意が必要。
また食事とは関係ないですが、サプリメント・栄養ドリンク・薬など肝臓に負担をかけるのでNG。
からだに良い食べ物の基本
・季節に合った旬の食べ物
・砂糖、塩は未精製のもの
・添加物の入っていない天然の調味料(味噌、醤油、みりんなど)
・身体を温める食材(生姜・玉ねぎ・ネギなど)
とくに、花粉症によいとされるのはこちら。
そして、発酵食品。腸内環境を整え免疫の強化と、消化の改善をサポートしてくれます。
もちろん、これもできれば温かい状態で食べたいですね。お味噌汁や納豆(冷蔵庫から出したてではなく常温で)など。
一気に食事変えることは難しいかもしれないですが、ますはストレスのない範囲で取り入れていってみてください。
ストレスは何よりもよくないですからね。
意識が変わるだけでも、からだはきっと応えてくれますから。
それでは、この春みなさまが少しでも快適に過ごせますように。今日も祈っております。
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漢方茶として飲んでみてください。抗炎症・鎮静作用でスッと楽になるはず。
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